基本情報
ワインストーリー2023年のメルローは、アルバリーニョと同じく石川県能登半島より仕入れました。そして初の木樽熟成に挑戦。能登半島の圃場は約2000本の葡萄の樹が植えられており、震災で葡萄の樹は何とか無事だったものの、畑までの道のりは険しく水道も未だ復旧していないとの事。2024年の栽培・収穫は現段階では非常に困難ですが、1日でも早い復興をお祈りし、能登産葡萄の素晴らしさをワインを通じて飲み手の皆様へお伝えできればと思います。醸造ストーリー木樽はトロンセ産のフレンチオーク新樽(225ℓ/ミディアムロースト)。新樽は木樽由来の成分が多く抽出されるため、日々テイスティングを重ねて見守りました。仕上がったワインは葡萄のピュアな味わいを残しつつ、なんとも上品に木樽のニュアンスが溶け込んでいました。木樽熟成を経て、色調は明るいルビー色から深みのあるガーネットへと変化し、香りにはスパイシーさが加わり、味わいは力強くより複雑になり、ワインに深みを与えてくれました。今飲んでも十分美味しく味わえますが、もちろん熟成も大いに期待できる仕上がりとなっています。味わいのスタイル色調は明るいガーネット色。香りはドライフラワー、シダのような清涼感に加えてスパイシーさも感じられます。葡萄のフレッシュさを残しつつも、木樽由来の味わいが上品に溶け込んだ中重の味わい。ペアリングデミグラスソースのハンバーグ、タンシチューや牛ホホの煮込みなど、お肉を煮込んだコクのあるお料理におススメです。
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