基本情報
ワインストーリー224ワイナリーにとってデラウェアはフラグシップワイン“島シャン”の主力品種であり、思い入れの強い品種です。2024年のデラウェアはほのかな塩味と柑橘のニュアンスが爽やかな仕上がりです。初年度お客様から白ワインのリクエストを多くいただきましたので、2023年はデラウェアで初のスティルワインを造ることに。とは言っても小豆島産の葡萄は全て島シャンになる為、デラウェアの名産地である山形県より葡萄を買い付けました。葡萄の果肉感を感じるジューシーなワインに仕上がっています。葡萄のストーリー2023年に引き続き、葡萄の仕入れ先は日本一の収穫量を誇る山形県。2024年は7月と9月同県内で災害級の大雨が降り、葡萄の出来が心配されましたが収穫期終盤の10月2日無事ぷりぷりな葡萄が届きました。厳しい天候の中、健全な葡萄を栽培して下さる農家様には本当に感謝です。醸造ストーリーデラウェアは色調によって青、ピンク、完熟と3段階の熟度に分けられ成熟度が増す程、果皮に含まれるフェノール類=香り成分が豊富になります。小豆島産デラウェアがメインの島シャンは3段階の葡萄をブレンドして醸造するのに対し、買い付け葡萄(=小豆島醸造シリーズ)の場合は完熟葡萄100%の為、収穫年の気候が味わいに反映されやすい一面があるとも言えます。デラウェアは完熟手前だとフォクシーフレーバーを控えめにすることができます。その点を活かして島シャンは通称“青デラ”と呼ばれる完熟手前の葡萄を一部加えて醸造するのに対し、今回のデラウェアは完熟状態の葡萄を仕入れた為、糖度は22度を超えていました。そこでフルーティーな香りを上品に引き出すよう、低温でじっくりと発酵期間を取りました。澱引き時の写真を載せていますが、澱の状態がとても良好で“島シャン”とは違った側面でデラウェアの魅力を引き出せたと感じた瞬間でした。味わいのスタイル前年2023年ヴィンテージのデラウェアは葡萄の熟度が高く、ワインの厚みやボリュームを感じる味わいとなりましたが 、2024年は、ほのかな塩味と柑橘の皮の余韻で軽やかな後味に仕上がっています。2023年の味わいは、外観は輝きのあるレモンイエロー、厚みのある水面とグラスを伝いじっくりと流れ落ちるワインの涙が、味わいのボリュームを期待させます。栓を開けた瞬間から溢れ出る甘い香りから、小さな粒をもぎながら一生懸命頬張っていた懐かしい記憶が蘇ります。後半には清涼感のあるシトラスハーブのニュアンスも感じられます。口に含んだ瞬間はほのかな甘みを感じ、前半は果実味豊かでボリューミー。続いて上品な酸が切れ味の良さに繋がり、後味はドライですが香りの余韻が長く続きます。ペアリング2024年は、レモンを絞りたくなる魚貝のサラダやカルパッチョにピッタリです。蕪の柚子風味のサラダにもとてもよく合いました◎2023年は、フルーツを添えた魚介のカルパッチョ、かぼちゃとクリームチーズのサラダ、レモン鍋など。休日の午後から食前酒として、まったりと楽しむのもおススメです。
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